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経理専門の人材を確保する転職エージェント8選|採用成功のポイントを解説

栗田 謙人
更新日:2023/08/31

「経理専門の人材はどう探したらいいのか」とお悩みの採用担当者の方も少なくないでしょう。経理部門は営業部門などと違い、少人数で業務を行っている企業が多いため、経理専門の人材は少数であることが現状です。

本記事では経理専門の転職エージェントについて解説し、サービスの特化型と専門型に分けて解説していきます。この記事を読むことで経理専門の人材を確保するポイントを理解でき、経理専門の人材を確保できる転職サイトが把握できます。

※本記事に掲載している数字は2023年7月時点のものです

目次
  • 経理の求人を出す前にやるべき3ステップ
    • ステップ①採用者に任せる業務を明確にする
    • ステップ②求める人柄・スキルを言語化する
    • ステップ③すべてを踏まえて採用条件を決める
  • 特化型と総合型の転職エージェントの違い
  • 経理専門の人材確保におすすめの転職エージェント8選
    • 総合型:WARC AGENT
    • 総合型:パソナキャリア
    • 総合型:リクルートエージェント
    • 総合型:doda
    • 特化型:BEET AGENT
    • マイナビエージェント
    • JACリクルートメント
    • LHH転職エージェント
  • 経理採用を成功させる4つのポイント
    • ①自社の差別化された魅力をアピールする
    • ②業務範囲や求める人物像をはっきりと伝える
    • ③求職者のポイントを定めて見極める
    • ④人材紹介会社を利用する
  • 経理の採用なら転職エージェントの利用がオススメ

経理の求人を出す前にやるべき3ステップ

経理の社員が退職したなどで人手が足りなくなったからといって、とりあえず募集をかけるのは有効とはいえません。経理部門は専門性が高い部門なので、どのようなスキルを持った人材を採用したいのか、どんな業務をさせたいのかなど、募集を出す前に確認しておくべきことがあります。

ここからは3つのステップに分けて、確認すべきポイントを紹介していきます。

ステップ①採用者に任せる業務を明確にする

経理の仕事は多岐にわたりますが、まずは中途採用者にどんな業務をしてほしいのかを明確にしておきます。

たとえば、経理業務全般にわたって知識と経験を持ち、マネジメント業務をしてほしい場合と、スペシャリストとして業務に邁進してほしい場合とでは採用基準が全く違ってきます任せたい業務を明確にしておかないと、どんな人材にアプローチするべきか、どんな基準で採用するのかが曖昧になります。

また、反対に、応募者自身もどのような業務を任されるのかが不明確であれば、応募に二の足を踏むことになります。

ステップ②求める人柄・スキルを言語化する

経理は企業のお金まわりを扱う重要な部署ですから、キャリアやスキルはもちろんですが、その人の持っている価値観や人柄も重要になってきます。ですので、採用基準に関して、社内で統一見解を共有するために、求める人物像や求めるスキルを言語化しておくことが必要です。

言語化することで採用基準が可視化され、面接官や経営陣の価値観や好みの相違で応募者にとって不公平な選考がなくなります。また、言語化することで社内のみならず応募者にも採用基準が理解しやすくなり、採用後のミスマッチを避けることができます。

ステップ③すべてを踏まえて採用条件を決める

上述のステップ①、②を踏まえて採用条件を決定します。任せたい業務にもよりますが、資格やスキルのレベルも決めておいたほうがよいでしょう。経理に必要とされる資格は、日商簿記3級程度のものから公認会計士のようなレベルの高いものまでさまざまですが、業務に応じて基準を定めましょう。

また、中途採用であれば実際の業務経験も必須です。請求書作成程度の比較的簡単な業務であればそれほどの経験値は必要ないかもしれませんが、職務経歴書だけでは判断できないこともあるので、どの程度の経験値を望んでいるのかを明確にしておく必要があります。

任せる業務を明確にし、求める資格やスキルを明確にして、転職サイトやエージェントに掲載する応募条件を決定しましょう。

特化型と総合型の転職エージェントの違い

転職エージェントには「総合型」と「特化型」の2種類があります。

総合型はあらゆる業種や職種についての案件を扱うエージェントです。たとえば、パソナキャリアやリクルートエージェントなどが総合型になります。

特化型は特定の分野に特化した案件を扱うエージェントです。たとえば、医療系やIT系など特定の業界だけを扱う「業界特化型」や外資系のみを扱うエージェントがこれにあたります。

総合型エージェントの強みは、なんといっても「案件数が多いこと」です。業種も職種も幅広く扱っていますし、大手から中小企業まで幅広く網羅していることも強みです。登録者が多く、多くの人材が目にする可能性が高いです。

業界特化型エージェントの強みは「その業界の専門知識を持った担当者が多いこと」です。業界の企業に精通した担当者がいれば、役に立つ情報やアドバイスをもらうことができます。

経理専門の人材確保におすすめの転職エージェント8選

では、経理専門の人材を確保するためのおすすめ転職エージェントを紹介していきましょう。

上述したように転職エージェントは特化型と総合型の2種類があります。今回は特化型転職エージェントと総合型転職エージェントを紹介します。

総合型:WARC AGENT

WARC AGENTはハイクラス層のベンチャー転職に強みを持つ総合型転職エージェントです。「人材紹介の『負』の解消を目指す新しい転職エージェント」をビジョンとした人材紹介事業を展開しています。

事業開始は2018年と比較的新しいエージェントですが、転職後の平均年収が800万超のハイクラス転職実績があり、右肩上がりに支援実績を伸ばしています。紹介可能な求人企業数は1,000社以上あり、転職支援の実績は600名以上です。

WARC AGENTTは特にベンチャー企業の求人に特化しており、経営管理部門、情シス、ビジネスサイド全般の職種の支援が可能です。

公開求人 非公開
非公開求人 非公開

総合型:パソナキャリア

パソナキャリアはパソナグループの総合型エージェントであり、「ハイクラス転職エージェントサービス」です。取引実績企業は30,000社以上あり、求人件数は60,000件以上の総合型ならではの実績を誇ります。

また、求人の約半数が年収800万以上のハイクラス求人であることが大きな特徴であり、年収アップ率も61.7%となっています。具体的な紹介実績のある企業として、トヨタ自動車株式会社、株式会社NTTデータ、富士通株式会社、ソニー株式会社などの大手企業の名前が挙げられています。

ハイクラス求人の転職に特化した業界専任のコンサルタントが親身になってキャリアカウンセリングを実施しています。

公開求人 約40%
非公開求人 約60%
求人件数 60,000件以上

総合型:リクルートエージェント

リクルートエージェントは総合型転職エージェントであり、名前を聞いたことのある方も多いと思います。転職成功実績No.1、採用決定数No.1を誇る業界最大手のエージェントです。

正社員転職者における転職サイト会員登録率No.1でもあり、利用者が多いので求人を見てもらえる可能性が高いです。

総合型ですから、官公庁から商社、医療・医薬品業界、IT業界、マスコミなど、多岐にわたる業界の求人情報を持っています。

また、職種も多岐にわたって紹介されていますが、「事務系(経理・総務・人事)」「営業・販売」など職種を絞って検索することが可能なので、経理専門の人材も確保しやすいと言えます。

公開求人 414,067件
非公開求人 約305,702以上

総合型:doda

dodaはリクルートエージェントに次ぐ業界最大クラスの総合型転職エージェントです。業界最大級の案件数を抱えており、業界別でも検索できますし、企画管理(経理・財務・会計・内部統制)でも条件検索できるようになっています。

また、ハイクラス転職の「エージェントサービス」「dodaX」に登録すると公開求人だけでなく、非公開求人も見ることができます。

企業側がdodaで人材紹介サービスを利用する場合には初期費用は0円です。完全成功報酬型のため、採用が決定してから初めて費用が発生するので、無駄なコストがかかりません。

幅広い業種や職種の人材が登録しているので、専門性の高い求人ニーズに対応することが可能です。

公開求人 200,895件
非公開求人 100,000件以上

特化型:BEET AGENT

BEET AGENTは管理部門、バックオフィス系の職種に特化した転職エージェントです。総合型エージェントやハイクラス転職を標榜する転職サイトと比較すると求人数は少ないですが、人材の強みや志向性を考慮して、条件に合う求人を紹介しています。

管理部門の採用は経験者でないと理解できない部分も多く、業務経験の範囲やスキルがあいまいになりがちなため、採用にミスマッチが出ることもありますが、実務を熟知しているアドバイザーにより、ミスマッチのない採用を実現しています。

また、上場企業からベンチャー企業の経理まで幅広く対応しており、リモートワーク求人にも対応しています。

公開求人 非公開
非公開求人 非公開

マイナビエージェント

マイナビエージェントは、マイナビが運営する転職支援エージェントです。応募書類の添削から面接対策まで、業界専任のキャリアアドバイザーによるサポートが受けられます。

また、企業の人事担当者とやり取りするアドバイザーも在籍しているため、求人票には載っていない具体的な企業情報を知ることができます。

転職回数や年齢にあったサポートをしてくれるのが魅力で、転職に不安がある方、初めて転職する方にオススメです。

JACリクルートメント

JACリクルートメントは、人事・総務・労務の求人を多数扱っており、30〜50代の転職実績が豊富な転職エージェントです。ハイクラス・ミドルクラスの転職支援に特化しており、コンサルタントによる書類添削や面接対策、内定獲得のための具体的なアドバイスといったサポートが受けられます。

グローバル転職の支援に強みがあるので、海外で活躍したい・グローバルな仕事を視野に入れたいと考えている方にオススメです。

LHH転職エージェント

LHH転職エージェントは、大規模人材企業ならではの豊富な求人数が魅力の転職エージェントです。国内有数の大手企業、外資、グローバル企業など、幅広い企業の紹介が可能。コンサルタントは企業・求職者の両者を担当する「360度式の一気通貫型コンサルティングサービス」を採用しており、双方にとってのベストマッチが実現できます。

転職でキャリアアップしたい・自分の経験を活かしたいと考えている方にオススメです。

経理採用を成功させる4つのポイント

経理は基本的に小規模な部署であることが多く、経験者の人数が少ない職種です。また、専門性を必要とするので、一つの会社で長く勤務する傾向にあり、転職市場にもなかなか人材が出てこないことが現実です。

そういった現状の中で経理の人材を採用するためにはどうしたら良いのか、採用を成功させるためのポイントをご紹介していきます。

①自社の差別化された魅力をアピールする

経理職は比較的転職する人が少ない傾向にあります。しかし、転職するということは多かれ少なかれ、今の会社や業界に不安を抱えていたり、給与面や待遇面に不満があったりするということになります。

他社と差別化でき、なおかつ自社の魅力的な部分を訴求することで、人材に転職するメリットを感じてもらえば採用できる確率が上がります。現在の状況としてはテレワークの有無やフレックスタイム、時短勤務などが魅力的なポイントと感じられるでしょう。また、資格取得制度や福利厚生の充実も人材確保に有効です。

魅力をアピールする際には、他社の条件も調べたうえで、相場と比べて魅力的かどうかをよく検討する必要があります。

②業務範囲や求める人物像をはっきりと伝える

「どんな仕事をしてほしいか」「どんな人材を募集しているか」を明確にしておくことが必要です。特に業務範囲と業務内容は、求人情報や面接時にはっきりさせておくことが大切です。また、業務上必要なスキルがあれば、条件に明記しておきましょう。

たとえば、経理といっても総務や庶務の仕事を兼務してもらいたい場合もあると思います。そういうケースでは、経理マンとして専門性を活かしたいと考えている人材を採用してもミスマッチになってしまいます。ミスマッチを避けるためには業務範囲と同時に、採用したい人物像を明確にしておくことも重要です。

応募者の希望と自社の期待する役割が合致していなければ、結局はうまくいきません。たくさんの人に応募してもらうことよりも、必要な人材に応募してもらい、自社の希望する人材を採用することが第一義です。

③求職者のポイントを定めて見極める

自社にマッチする人材かどうかを見定めるために、選考でチェックしておくべきポイントがいくつかあります。

前職での業務経験やスキルレベルはもちろんですが、経理は専門性が必要とされる業務も多いため、それが自社の期待するレベルに達しているかどうかを見極める必要があります。前職の企業規模や業態が近いほど業務内容も近くなってくるので、マッチする確率は高くなります。また、保有資格もチェックしておきましょう。経理に関する知識やスキルレベルを客観的に認識できるものが保有資格です。

経理はいわゆるバックオフィスですが、コミュニケーション能力が必要とされる部署でもあります。社内の多くの他部署の人と接する機会が多いですし、少人数で人員異動が少ない部署でもありますから、既存社員とのコミュニケーションを計れることも重要になってきます。

④人材紹介会社を利用する

経理は専門性が高い職種であり、経験者が少ない人材です。自社だけで人材を確保しようとしても時間がかかってしまう可能性が高いです。

効率よく優秀な人材を採用するには人材紹介会社を利用することをおすすめします。希望する人材を伝えれば人材紹介会社のデータベースからマッチした人材を紹介してくれます。

人材紹介会社に依頼する際には、

  • 自社が求める人物像
  • 求職者に求める業務経験やスキル
  • 必要と思われる資格

などを明確にしておきましょう。また、社内の評価基準を統一しておくことも必要です。

人材紹介会社は経理の人材を採用するにあたっての課題や、自社に合った人材の策定などに協力してくれますので、どんな人材を採用すべきか事前に相談することも可能です。人材派遣会社は多くの求職者や採用企業と接しており、経理の人材採用に関しても情報を持っていますので、利用しない手はありません。

経理の採用なら転職エージェントの利用がオススメ

経理は専門性が高く、なおかつ絶対的な経験人数が少ないという職種です。効率的に優秀な人材を確保するためには転職サイトや人材紹介会社を利用することをおすすめします。

WARC AGENTは経理・財務などの管理部門人材に特化した転職サイトであり、20代〜30代の管理部門経験者がたくさん登録しています。「即戦力を採用したい」「求人にあたって手厚いサポートが欲しい」などの希望を持っている採用担当者は、WARC AGENTを利用してみてはいかがでしょうか。

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株式会社WARC HRtech CSマネージャー 栗田 謙人

2021年にSYNCAのカスタマーサクセスとしてWARCにジョイン。コーポレート領域に特化し、求職者の転職支援から企業の採用支援の双方に従事し、BizDevとしても機能の企画立案などに携わる。