主人公型（ENFJ）に向いている職業9選｜向かない職業と長所短所も解説｜MBTI

16Personalities性格診断テストを用いた自己分析で、自分に合う職業を選びたいと考える人は多そうです。自己分析は診断を行うだけにとどまらず自身の強みや弱みを知り、良い職業選択に繋げましょう。

この記事では、ENFJ（主人公型）の特徴を踏まえた上で適した職業を解説します。

　　 　　　　 　　　　 　　　　 　　　　

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ENFJ（主人公型）は珍しいタイプ？その特徴とは

ENFJ（主人公型）は、人口の2％しかいないと言われているタイプです。具体的な特徴は、16Personalities性格診断テストに用いる4つの項目から説明できます。

• 外向型（E）　内向型（I）
• 感覚型（S）　直感型（N）
• 思考型（T）　感情型（F）
• 判断型（J）　知覚型（P）

ENFJは外向型（E）、直感型（N）、感情型（F）、判断型（J）の4つの特徴を持つタイプです。他者へ向けて働きかける強い影響力を持ち、高い洞察力と判断力で周囲の人を惹きつけます。具体的には「カリスマ性」「エネルギッシュ」「野心家」などの言葉で表すことができるでしょう。
エネルギーに満ち溢れ、持ち前のカリスマ性で高い目標を達成へと導くタイプです。また、人の感情に敏感なので、困っている人に対して親身に対応する能力にも長けています。情の厚さと志の高さから、意図せずとも周囲から頼られるような存在です。

参考：NERIS Analytics Limited「無料性格診断テスト」

「ENFJ-A」と「ENFJ-T」の違い

ENFJには「ENFJ-A」と「ENFJ-T」の2種類があり、違いが気になる人は多そうです。AとTには性格の気質の違いがあり、同じENFJでも若干タイプが異なることを理解しましょう。

「ENFJ-A」の特徴

ENFJ-Aは「自己主張型」と言われ、以下のような強みと弱みを持ちます。

強み	弱み
常に自信を持ち、積極的に行動する	自信過剰で、自己主張が強すぎることがある
リーダーシップを発揮する	細かいことに気づけないことがある

自信に満ち溢れているENFJ-Aは、積極性があり主体的に行動を起こすことが得意です。アグレッシブなためリーダーを任されることも多く、周囲に頼られる存在でもあります。一方で、自信過剰なため周りの人から主張が強すぎると思われることも、少なくありません。目先の目標達成にとらわれ、肝心なポイントを見過ごしてしまう人もいます。

リーダー気質を大切にしつつ、細かいポイントの見落としに気をつけるとENFJ-Aの持ち味を活かせるでしょう。

「ENFJ-T」の特徴

一方、神経型と言われるENFJ-Tには、以下のような特徴があります。

強み	弱み
人の感情に寄り添える	周囲からの批判が頭に浮かぶ
勤勉で目標達成への努力を惜しまない	なかなか行動に移せない

ENFJ-Tは人の心を読み取ることが得意なため、関わる相手は心地よい気分になります。また、真面目な側面もあるので、周囲から勤勉に思われることも多いでしょう。ただ、ENFJ-Tはもともと敏感気質であるため、本人は生きづらさを感じていることも少なくありません。周囲からの批判が頭に浮かび、やりたいことをなかなか行動に移せないという特徴もあります。

ENFJ-Tの繊細さは強みになることもあるので、自分の特性に合った職業を選ぶと高いモチベーションを保ちながら働けるでしょう。

ENFJ（主人公型）の強みを理解しよう

ENFJの全体的な特徴がわかったところで、社会で活かせる強みを知りたいところです。主人公型という名の通り、人の信頼を得ながら進むヒーローのような存在であることを理解しましょう。

①信頼感がある

ENFJは周りの意見に耳を傾けながら行動するので、周囲からの信頼を得やすいという特徴があります。自分の意見を押し通すだけでは、組織から浮いてしまい孤立する人も少なくありません。

しかし、ENFJはチームでの結束力を第一に考えるため自然に組織に馴染み、応援される存在となる人が多い傾向です。組織力を高めたいとの思いが強いので、時にはチームを良くするために鋭い意見を呈することもあります。しかし、ENFJには大きな信頼感があるので、意見したことによってメンバーから嫌われるケースはほぼありません。

②寛容な心を持っている

ENFJは人の意見を聞きながら行動する、フレキシブルで寛容な面を持つことも特徴の一つです。世の中で影響力を持つ人の中には、周囲の意見を聞かず独断で物事を進めてしまう人も少なくありません。

ENFJはカリスマ性を持ちつつも、自分の考えに常に疑問を投げかけ周りからのアドバイスを真摯に受け止めます。向上心があるので、メンバーに対して自らアドバイスを求めることにも抵抗がありません。探究心や洞察力にも優れているENFJは、周囲からの意見を最大限に活かそうと日々試行錯誤しています。

③周りの人の利益を重視する

ENFJは自分より他人を優先し、周囲の人の利益になるような行動を取ります。忙しい社会人生活において、自分を差し置いて他人のために行動を起こすことは簡単ではありません。

しかし、ENFJは周囲の人々が喜んでいる姿を見ると、自分のことのように嬉しくなります。たとえ自分に見返りがないと考えられる行為に対しても、積極的に動こうとする献身的なタイプです。感情に寄り添うことも得意なので、人の悩みに触れて深く共感する姿も周囲を惹きつけるポイントと言えます。

④リーダーシップがある

ENFJは、所属するコミュニティを良い方向へ引っ張っていくリーダーシップを持ちます。もともと野心家なのでチームに対しても高い理想を持ち、目的を達成するための細かな努力を惜しみません。

ただ単に人に指示するだけのリーダーではなく、絶えず自己研磨する姿は周囲から共感を呼びます。また、ENFJがリーダーシップをとる際、自分の利益のために行うケースはあまりありません。ENFJを信頼するメンバーからの強い要望を受け、頼まれてリーダーを引き受けることが多いようです。

ENFJ（主人公型）の弱みを理解しよう

ENFJの強みがわかったところで、弱みについて気になった人も多そうです。人望の厚さから、人に尽くしすぎることがある点を理解しましょう。

①人のために動き過ぎる

情の厚いENFJは、自分よりも周りの人のことを優先して考える傾向があります。人のために動ける態度は素晴らしいものの、他人に尽くしすぎて自分の生活がままならないケースは少なくありません。

ENFJを頼りたい人は多くいますが、自分の休憩時間を割いてまで働くと体調を崩す原因になります。体を壊してしまっては元も子もないので、仕事とプライベートの時間を切り離す練習が必要かもしれません。

②理想主義

ENFJは周囲の人を思いやるあまり、全員が満足のいく形を追い求める理想主義の傾向があります。会社や組織でのチーム活動において、満場一致の結論が出ることはほぼありません。一部の人には妥協してもらい、トラブルが起きたらその都度修正していくスタイルが望ましいものです。

意見を汲み取る力に長けているENFJは、メンバー全員の満足度を重視しすぎて結論を出せないことがあります。チームでの意見は一致しないものだと割り切り、柔軟に結論をまとめるべき場合もあるでしょう。

③神経質

チームを良い方向に導きたいと考えるENFJには、アドバイスを真剣に受け止めすぎる傾向にあります。チームや自己の成長にはおいて、周囲からのダメ出しを真摯に受け入れる姿勢は非常に重要です。

しかし、吸収力の高いENFJは、本来なら受け流していい意見まで取り入れるケースがあります。自分たちに対する意見を全て受け入れようとすると、自己批判や自信喪失に繋がりかねません。焦らなくても目標達成はできるので、今の段階で必要なアドバイスだけを受け入れるようにすると負担軽減に繋がるでしょう。

ENFJ（主人公型）の強みを活かせる職業とは？

ENFJの特徴を理解したところで、強みを活かせる職業について知りたいところです。以下のような職業は、ENFJに向いていると言えるでしょう。

• セールスマネージャー
• 教師
• 教育コンサルタント

ENFJの影響力を活かせる職業を、次節から解説します。

①リーダーシップを必要とする職業

リーダーシップが必要な職業として、以下のような人の上に立つ仕事が挙げられます。

• セールスマネージャー
• プロジェクトマネージャー
• クリエイティブディレクター

マネージャー職やディレクター業には、確かな指導力やチームを牽引するスキルが必要です。また、良いチームを作り上げるには、ただ単に必要な知識を教えるだけでなく雰囲気作りにも気を配る必要があります。

ENFJにとって、メンバーがモチベーションを保てるような工夫を行うことは苦ではありません。メンバーが高い意識を持つことでチームの総力が顧客のニーズを満たし、成果を挙げていくことができます。

②他者を指導する必要がある職業

他者を指導する必要がある職業として、以下のような仕事が挙げられます。

• 教師
• 塾講師
• セミナー講師

教師や塾講師には、生徒の知識レベルに合わせて個別に指導するスキルが必要です。ENFJは生徒一人ひとりのスタイルに合わせ、物事を説明する能力に長けています。個人の感情に寄り添うことも得意なので、生徒から信頼される人気講師となれるでしょう。

また、セミナー講師として社会人向けの講演を行う場合でも、ENFJは高いスキルを発揮します。指導力は汎用的なスキルなので、どの職業に就いても活かすことが可能です。

③周囲を巻き込みながら目的を遂行する必要がある職業

周囲を巻き込みながら、組織の目的を達成する職業として、以下のような仕事が挙げられます。

• 教育コンサルタント
• 銀行の法人営業
• アカウントプランナー

上記の職業はクライアントの悩みを汲み取り、目標達成に導くためのロードマップを作る仕事です。ロードマップの作成にはクライアントが何に悩んでいて、どのように解決したいかの聞き取りを行う必要があります。人との関わりを得意とするENFJは、細やかな気配りからクライアントの真のニーズを引き出せるでしょう。

また、プロジェクトの達成には、自分一人の力だけでなく周囲の協力も必要です。周囲からの信頼が厚いENFJは、人を巻き込み課題解決のための大きな力を生み出せると考えられます。

弱みから考えるENFJ（主人公型）が避けるべき職業

献身的で高い目的意識を持つENFJには、以下のような職業は向いていない可能性があるでしょう。

1. 看護師
2. 心理カウンセラー
3. 運送業

上記の職業がENFJに向かないと考えられる理由を、次節から詳しく解説します。

①感情移入しやすい職業

他人に対して献身的なENFJにとって、以下のような職業は人の感情に振り回されてしまう可能性があります。

• 看護師
• ケースワーカー
• 心理カウンセラー

上記の職業は他人のデリケートな話題に触れる機会が多いため、感情の線引きが苦手なENFJには注意が必要です。ENFJは常に人のために行動したいと思っているので、時として相手の悩みにのめり込み心や体が疲れてしまう場合も少なくありません。

上記の職業以外であっても、ENFJは人のために尽くしすぎてしまうケースが多いものです。「あえて自宅から遠い職場を選ぶ」「勤務とプライベートの服装を変える」などの工夫で、仕事とプライベートの境界線を作るように心がけましょう。

②ルールや定型業務が多い職業

チーム全体の士気を上げることが得意なENFJにとって、以下のような定型業務の多い職業は不向きと言えます。

• エンジニア
• 運送業
• 事務職

上記の仕事はルールや流れが決まっており、チーム全体の士気を上げることより正確な業務遂行能力が求められます。人と協働し課題解決に向かうことが好きなENFJにとって、決まりきった業務はやりがいに欠けるかもしれません。

ただし、上記のような職業に就いても、職場内の課題解決には一役買う可能性があります。近頃はどのような業界においても、業務の効率化や無駄の削減が懸案事項です。ENFJが持つリーダーシップや人の意見を汲み取る力により周囲が助かると、仕事のやりがいを感じられる可能性があるでしょう。

ENFJ（主人公型）は人を巻き込み目的達成を目指す職業が適している

エネルギッシュでリーダーシップのあるENFJには、周囲を勇気づけて課題達成を目指す職業が向いています。一方で、献身的なENFJは人に尽くしすぎるあまり、自分を苦しめないように気をつけたいところです。

16Personalities性格診断テストでENFJタイプだった人は、当記事を参考にしながら自分の能力を存分に発揮できる職業選択を行いましょう。

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参考：【保存版】自己分析で利用される16Personalities性格診断テストとは？16タイプについて解説