ノウハウ

管理者型(ISTJ)に向いている職業9選|向かない職業と長所短所も解説|MBTI

栗田 謙人
更新日:2023/11/08

16Personalities性格診断テストでの自己分析で、自分に合った職業を選びたいと考える人は多そうです。自己分析を掘り下げて行うと強みや弱みへの理解に繋がり、満足度の高い転職活動を目指せるでしょう。

この記事では、ISTJ(管理者型)の特徴を踏まえた上で適した職業を解説します。

目次
  • ISTJ(管理者型)とは
  • 「ISTJ-A」と「ISTJ-T」の違いは?
    • 「ISTJ-A」の特徴
    • 「ISTJ-T」の特徴
  • ISTJ(管理者型)のあるある
    • ①ルールや決まりを重視する
    • ②自立した環境を好む
    • ③こだわりが強い
  • ISTJ(管理者型)の強みを理解しよう
    • ①勉強熱心
    • ②行動力がある
    • ③責任感がある
  • ISTJ(管理者型)の弱みを理解しよう
    • ①頑固な一面がある
    • ②現状維持を好む
  • ISTJ(管理者型)と相性の良い仕事とは?
    • ①専門性の高い仕事
    • ②データを用いる仕事
    • ③お金を扱う仕事
  • 弱みから考えるESTJ(幹部型)が避けるべき仕事
    • ①自由度が高く、創造性を求められる仕事
    • ②常に人と関わる仕事
    • ③客観性が高く、予測不可能な仕事
  • ISTJ(管理者型)に向いている職業を知って就職活動に生かそう
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ISTJ(管理者型)とは

ISTJ(管理者型)は、日本の約7〜15%を占めると言われる性格タイプです。ISTJの具体的な特徴は16Personalities性格診断テストに用いる4つの項目から説明できます。

  • 外向型(E) 内向型(I)
  • 感覚型(S) 直感型(N)
  • 思考型(T) 感情型(F)
  • 判断型(J) 知覚型(P)

ISTJは内向型(I)、感覚型(S)、思考型(T)、判断型(J)の4つの特徴を持つタイプです。好きなことへの学習意欲が高く、仕事やプライベートで必要と感じたスキルを熱心に取り入れます。働く上ではルールや伝統を好み、新たなアイデアよりも今まで良しとされてきた方法で物事を進める堅実派です。何かを始めようとする際は準備を徹底してから行うため、大きな失敗はあまりありません。

参考:NERIS Analytics Limited「無料性格診断テスト」

「ISTJ-A」と「ISTJ-T」の違いは?

ISTJには「ISTJ-A」と「ISTJ-T」の2種類があり、違いが気になる人も多そうです。それぞれには性格の違いがあり、同じISTJでも若干タイプが異なることを理解しましょう。

「ISTJ-A」の特徴

ISTJ-Aは「自己主張型」と言われ、以下のような強みと弱みを持ちます。

強み 弱み
常に自信を持ち、積極的に行動する 自信過剰で、自己主張が強すぎることがある
リーダーシップを発揮する 細かいことに気づけないことがある

自信に満ち溢れるISTJ-Aは、積極性があり主体的に行動を起こすことが得意です。アグレッシブなためリーダーを任されることも多く、周囲に頼られる存在でもあります。

一方で、自信過剰なため周りの人から主張が強すぎると思われることも、少なくありません。目先の目標達成にとらわれ、肝心なポイントを見過ごしてしまう人もいます。
リーダー気質を大切にしつつ、細かいポイントの見落としに気をつけるとISTJ-Aの持ち味を活かせるでしょう。

「ISTJ-T」の特徴

一方、神経型と言われるISTJ-Tには、以下のような特徴があります。

強み 弱み
人の感情に寄り添える 周囲からの批判が頭に浮かぶ
勤勉で目標達成への努力を惜しまない なかなか行動に移せない

ISTJ-Tは人の心を読み取ることが得意なため、関わる相手は心地よい気分になります。真面目な側面もあるので、周囲から勤勉に思われることも多いでしょう。

ただ、ISTJ-Tはもともと敏感気質であるため、本人は生きづらさを感じていることも少なくありません。周囲からの批判が頭に浮かび、やりたいことをなかなか行動に移せないという特徴もあります。

ISTJ-Tの繊細さは強みになることもあるので、自分の特性に合った職業を選ぶと高いモチベーションを保ちながら働けるでしょう。

ISTJ(管理者型)のあるある

ISTJの大まかな特徴がわかったところで、良く当てはまる具体的な特性について知りたいところです。物事の正確さやルールを大事にする、几帳面なタイプであることを理解しましょう。

①ルールや決まりを重視する

ISTJはルールや決まりを重視し、一貫性のある仕事ぶりを好む傾向があります。仕事において、取引先の要望よりも自身のオリジナリティを重視し成功から遠のくケースは珍しくありません。ISTJは仕事を引き受ける場合、相手が望む仕上がりや今まで行われてきた方法を取り入れ質の安全性を重視します。常に安定した成果を出すため、コミュニティではリーダーに選抜されることも多いタイプです。

②自立した環境を好む

ISTJはチームでプロジェクトを進める際、自分やメンバーが自立した環境で働くスタイルを取ります。仕事において一人ひとりの責任範囲が曖昧な場合、全体の進行が非効率になるケースは少なくありません。ISTJは自分自身の業務範囲を明確に決め、仕事を淡々と進めるやり方を好みます。ほかのメンバーにも自分と同様に、責任範囲を決めて働いてもらう方がストレスなく進められるタイプです。

③こだわりが強い

ISTJは仕事の質に対するこだわりが強く、細かな部分であっても正確さを大切にします。プロジェクトを進める際、リスク管理が甘いために失敗するケースは少なくありません。ISTJは仕事の結果にこだわりを持っており、さまざまな状況を予測し対策を打ってから行動するため大きな失敗はありません。ただし、細かい部分に気をとらわれすぎて、本質を見失ってしまうことがあります。

ISTJ(管理者型)の強みを理解しよう

ISTJの特性を掴んだところで、社会人として働く上で活かせる強みを知りたいところです。他人からの信頼を得るための責任感や、下調べを徹底した上での行動力がある部分を理解しましょう。

①勉強熱心

ISTJは勉強熱心なタイプで、自分が決めた目標に向かって黙々と学習し着実に力をつけていきます。社会人生活では自分の知らない分野の仕事を任され、自己学習を求められることは珍しくありません。ISTJには忍耐強さがあり、未知の領域であっても知識の習得のための努力を惜しみません。また、もともと学習意欲が高いので、さまざまな専門分野でのスキルアップが見込めます。

②行動力がある

ISTJは何か新しいことを始める際はまず始めに計画を立て、着実に実行に移す行動力を持っています。世の中には行動力はあってもスケジュール管理ができず、目的を見失う人は少なくありません。なるべくリスクを避けながら成功したいと考えるISTJは、行動を起こす前の下調べを徹底します。また、リサーチだけにとどまらず必ず行動に移すため、成功体験を多く持つタイプとも言えるでしょう。

③責任感がある

ISTJには責任感があり、与えられた仕事や役割は最後までやり抜くものと考えています。仕事で信頼感を獲得するには、プロジェクトを最後までやり遂げる責任感が求められるものです。ISTJは自分が決めたことから逃げ出さず、仮にミスが生じたとしても必ず責任を取る覚悟を持ちます。リーダーとしての資質が備わっており、実際に多くの人からの信頼を得るタイプです。

ISTJ(管理者型)の弱みを理解しよう

ISTJの強みを理解したところで、弱みについて気になった人も多そうです。決まり事や安定した状況を大切にする反面、柔軟さに欠ける点に注意しましょう。

①頑固な一面がある

ISTJはルールや決まりを大切にするあまり、周りから頑固だと思われることも少なくありません。社会人として働くには他人との関わりは避けられず、相手の意見を受け入れる柔軟性が求められるものです。ISTJは自分の信念を大切にするあまり、周囲が困っている状況でも融通が効かないことがあります。チームの状況をより良くするためには、自身の考えを譲らなければならない場合があることを理解すべきでしょう。

②現状維持を好む

ISTJは仕事やプライベートにおいて現状維持を好み、大きな変化を避ける傾向があります。これまでにはなかった新たな方法を取り入れることで、状況がさらに良くなるケースは多いものです。状況変化が苦手なISTJは、今までにない手法や革新的な考え方への対応は億劫に感じてしまいます。思い切った行動に出られないため、ここぞと言う時に滅多にないチャンスを逃すことも少なくありません。

ISTJ(管理者型)と相性の良い仕事とは?

ISTJの特徴を理解したところで、強みを活かせる職業について知りたいところです。以下のような職業は、ISTJに向いていると言えるでしょう。

  • 裁判官
  • データアナリスト
  • 経理

ISTJの勉強熱心さや責任感を活かせる職業を、次節から解説します。

①専門性の高い仕事

真面目で勉強熱心なISTJにとって、以下のような専門性の高い仕事が向いているでしょう。

  • 裁判官
  • 法務教官
  • 捜査官

上記の仕事は扱うスキルの専門性が非常に高く、継続的な学習が必要な職業です。仕事に就くためには専門スキルの習得や資格試験への合格が必要であり、学習意欲や精神力が試されます。ISTJは必要と感じる勉強には時間と体力を惜しまず、ストイックに取り組むタイプです。学習へのモチベーションが高いISTJが上記の職業に就くと、仕事のクオリティが高いプロフェッショナルとなれるでしょう。

②データを用いる仕事

ルールや規則を好むISTJにとって、以下のようなデータを用いる仕事が向いています。

  • 公認会計士
  • データアナリスト
  • データサイエンティスト

上記の職業は、それぞれの分野においてデータを分析し今後の意思決定に役立てる仕事です。データの分析には用いる資料の収集や、情報をまとめて解析する処理能力が求められます。ISTJは物事の規則を見つける力にも優れており、具体的なデータを用いた仕事も得意です。ISTJが上記の仕事に就くと、データから今まで発見できなかった可能性を見出し社会に貢献できると考えられます。

③お金を扱う仕事

細かい部分にまで気を配れるISTJにとって、以下のようなお金を扱う仕事も向いているでしょう。

  • 経理
  • 税理士
  • 銀行員

上記の職業は会社資金の管理や、一般人のお金の取引に関するサポートを行う仕事です。業務の専門スキルだけでなく、お金を扱うための高い責任感が求められます。ISTJは細かな部分まで気を配るため仕事のクオリティが高く、ミスを防ぐためのチェックを惜しみません。また、ISTJは厳格なルールへの適応力にも優れているので、正確な仕事を求められる上記の職業は適職と言えるでしょう。

弱みから考えるESTJ(幹部型)が避けるべき仕事

ルールや安定性を好むISTJには、以下のような職業は向いていない可能性があるでしょう。

  • ファッションデザイナー
  • 営業
  • イベントプランナー

上記の職業がISTJに向かないと考えられる理由を、次節から詳しく解説します。

①自由度が高く、創造性を求められる仕事

明確なルールを求めるISTJにとって、以下のような自由度が高く創造性を求められる仕事は向いていません。

  • ファッションデザイナー
  • ゲームクリエイター
  • フォトグラファー

上記の職業は斬新なアイデアを世の中に発信し、多くの人を楽しませる職業です。これまでの発想にとらわれず、柔軟な思考で新しいものを作り出すクリエイティブ性が求められます。決められたシステムの中で働くのが好きなISTJにとって、独創性を求められる状況は苦痛に感じがちです。ISTJが上記の職業に就くと、自分の強みを十分に発揮できずに悩む可能性があるでしょう。

②常に人と関わる仕事

もともと内向的なISTJにとって、以下のような常に人と関わる仕事は向いていません。

  • 営業
  • 保育士
  • コールセンター

上記の仕事は不特定多数の人との関わりが求められ、ケースによっては関係が長期化する可能性もある仕事です。人と関わる仕事では、ただコミュニケーションを取るだけでなく相手の考えを想像するスキルが求められます。積極的に人と関わることが少ないISTJは、他人との交流でエネルギーを消耗しがちです。ISTJが上記の仕事に就くと、人との関わり方に頭を使い疲れてしまう恐れがあるでしょう。

③客観性が高く、予測不可能な仕事

状況変化が苦手なISTJにとって、以下のような客観性が高く予測不可能な仕事は不向きと考えられます。

  • イベントプランナー
  • ジャーナリスト
  • 心理カウンセラー

上記の仕事は人や情報を扱う職業であり、想定できない状況が生じることは珍しくありません。仮に予想外の出来事が起こった場合は、速やかに対処する行動力やしなやかさが必要です。起こりうるリスクを下調べし備えておきたいISTJは、予測不可能な状況に遭遇するとストレスを受ける可能性があります。ただし、ISTJの準備を徹底する姿勢が功を奏し、状況変化が起こっても大事には至らないケースは多いでしょう。

ISTJ(管理者型)に向いている職業を知って就職活動に生かそう

業務の質に気を配れるISTJには、専門性の高い職業やデータを用いる仕事が向いています。一方で、ISTJの人との関わりが苦手な面や頑固さにより、融通が利かない人と思われないように気をつけたいところです。

16Personalities性格診断テストでISTJタイプだった人は、当記事を参考にしながら自分の能力を存分に発揮できる職業選択を行いましょう。

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参考:【保存版】自己分析で利用される16Personalities性格診断テストとは?16タイプについて解説

株式会社WARC HRtech CSマネージャー 栗田 謙人

2021年にSYNCAのカスタマーサクセスとしてWARCにジョイン。コーポレート領域に特化し、求職者の転職支援から企業の採用支援の双方に従事し、BizDevとしても機能の企画立案などに携わる。