ノウハウ

仲介者型(INFP)に向いている職業9選|向かない職業と長所短所も解説|MBTI

栗田 謙人
更新日:2024/03/30

16Personalities性格診断テストでの自己分析で、自分に合った職業を選びたいと考える人は多そうです。自己分析を掘り下げて行うと強みや弱みへの理解につながり、満足度の高い転職活動を目指せるでしょう。

この記事では、INFP(仲介者型)の特徴を踏まえた上で適した職業を解説します。

目次
  • INFP(仲介者型)とは?その特徴を解説
  • 「INFP-A」と「INFP-T」の違い
    • 「INFP-A」の特徴
    • 「INFP-T」の特徴
  • INFP(仲介者型)の強みを理解しよう
    • ①共感力が高い
    • ②クリエイティブ
    • ③オープンマインド
    • ④理想主義者
    • ⑤心が広い
  • INFP(仲介者型)の弱みを理解しよう
    • ①感受性が高すぎる
    • ②自己批判的
    • ③集中力がない
    • ④自己孤立を選ぶ場合もある
    • ⑤非現実的、非生産的
  • INFP(仲介者型)の強みを活かせる職業とは?
    • ①クリエイティブな職業
    • ②教育やカウンセリングの職業
    • ③ひとりで没頭できる職業
  • 弱みから考えるINFP(仲介者型)が避けるべき職業
    • ①不特定多数の人と関わる職業
    • ②ルールや制限がある職業
  • 仲介者型(INFP)に向いている職業を知って転職活動に生かそう
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INFP(仲介者型)とは?その特徴を解説

INFP(仲介者型)は、人口の5%ほどしかいないと言われるタイプです。具体的な特徴は、16Personalities性格診断テストに用いる4つの項目から説明できます。

  • 外向型(E) 内向型(I)
  • 感覚型(S) 直感型(N)
  • 思考型(T) 感情型(F)
  • 判断型(J) 知覚型(P)

INFPは内向型(I)、直感型(N)、感情型(F)、知覚型(P)の4つの特徴を持つタイプです。自らの行動の振り返りが得意であり、感受性を大切にしつつ枠にとらわれないスタイルを好みます。単語では「思慮深い」「柔軟」「クリエイティブ」などのキーワードがよく当てはまるでしょう。
チームの中でのINFPは、対立を起こすことなく仲間との気楽な関係を築くことが得意です。仕事についての考え方も柔軟なので、自分やメンバーが個性を活かせるような働き方を好みます。アイデアに対しても独創的なので、周囲からは型破りなイメージを持たれることも少なくありません。

参考:NERIS Analytics Limited「無料性格診断テスト」

「INFP-A」と「INFP-T」の違い

INFPには「INFP-A」と「INFP-T」の2種類があり、違いが気になる人も多そうです。それぞれには性格の違いがあり、同じINFPでも若干タイプが異なることを理解しましょう。

「INFP-A」の特徴

INFP-Aは「自己主張型」と言われ、以下のような強みと弱みを持ちます。

強み 弱み
常に自信を持ち、積極的に行動する 自信過剰で、自己主張が強すぎることがある
リーダーシップを発揮する 細かいことに気づけないことがある

自信に満ちあふれているINFP-Aは、積極性があり主体的に行動を起こすことが得意です。アグレッシブなためリーダーを任されることも多く、周囲に頼られる存在でもあります。一方で、自信過剰なため周りの人から主張が強すぎると思われることも少なくありません。目先の目標達成にとらわれ、肝心なポイントを見過ごしてしまう人もいます。

リーダー気質を大切にしつつ、細かいポイントの見落としに気をつけるとINFP-Aの持ち味を活かせるでしょう。

「INFP-T」の特徴

一方、神経型と言われるINFP-Tには、以下のような特徴があります。

強み 弱み
人の感情に寄り添える 周囲からの批判が頭に浮かぶ
勤勉で目標達成への努力を惜しまない なかなか行動に移せない

INFP-Tは人の心を読み取ることが得意なため、関わる相手は心地よい気分になります。また、真面目な側面もあるので、周囲から勤勉に思われることも多いでしょう。ただ、INFP-Tもともと敏感気質であるため、本人は生きづらさを感じていることも少なくありません。周囲からの批判が頭に浮かび、やりたいことをなかなか行動に移せないという特徴もあります。

INFP-Tの繊細さは強みになることもあるので、自分の特性に合った職業を選ぶと高いモチベーションを保ちながら働けるでしょう。

INFP(仲介者型)の強みを理解しよう

INFPの全体的な特徴がわかったところで、社会で活かせる強みを知りたいところです。INFPには自由で柔和な雰囲気があり、人を癒す力を持っていることを理解しましょう。

①共感力が高い

INFPは他人に対する共感力が高く、相手の感情を汲み取りながらのコミュニケーションが得意です。共感力とは、相手の考えを察する力や感情に寄り添うスキルのことを言います。

INFPは相手に対する同調や考え方を否定しない姿勢など、共感力に関連するスキルに長けている場合が多いです。INFPがいる空間は周囲にとって心地よく、知らず知らずのうちに職場の雰囲気をいい方向に変えていることも少なくありません。

②クリエイティブ

INFPはさまざまな視点からの物事の観察が得意であり、周囲からはクリエイティブと評されることが多くあります。想像力が豊かなINFPは、型にはまらないアイデアで周囲を驚かせることも少なくありません。独創的な感性を持つので、アーティストとしても向いています。

また、柔軟な考えの持ち主なので、さまざまな業種でのアイデアマンとしての活躍も期待できるでしょう。

③オープンマインド

INFPの強みである共感力の高さから、周囲からはオープンマインドで関わりやすい人だと思われています。人との関わりが苦ではないINFPは、話しやすさや表情から相手に良い印象を与えていることが多いものです。

相手を歓迎している雰囲気が滲み出ているので、意識せずとも周囲を癒していることも少なくありません。他人の考え方を否定することなく、広い心で全てを受け入れてくれます。

④理想主義者

理想主義者とも評されるINFPは、何事においてもより良い方向を追求したいとの思いが強いタイプです。INFPはもともと探究心が強く、自分が好きなことに対しては最後まで突き詰めたいと考えています。

一つの物事に取り組み始めると高い集中力を発揮し、長期間没頭するため、特定の分野に詳しくなることも少なくありません。INFPの高い探究心は仕事につながることも多く、趣味が高じてプロレベルになるケースもあります。 

⑤心が広い

INFPは周囲への思いやりのある言動から、心が広いとの評価を受けやすいタイプです。常々人の役に立ちたいと思っているINFPは、人が困っている姿によく気づきます。困っている相手にすぐに手を差し伸べるので、気の利いた人とも思ってもらうことが多いです。

また、自身が自由な発想を好むので、他人の考え方を否定することはありません。人を尊重する姿勢が、相手にとっては自分が受け入れられているという安心感につながっています。

INFP(仲介者型)の弱みを理解しよう

INFPの強みを理解したところで、弱みについて気になった人も多そうです。実は内省的で、不安や悩みを抱えやすい点に気をつけましょう。

①感受性が高すぎる

INFPは感受性が高すぎるがあまり、負の感情が生じやすい点に気をつけなければなりません。人の心に寄り添うことが得意なINFPは、時として相手の悩みを自分ごとのように感じてしまいます。

また、頼り甲斐のある姿から多くの人から相談を持ちかけられますが、全てを抱え込み疲れてしまうことも少なくありません。どのような場合でも自分を第一に考え、行動するように心がけたいものです。

②自己批判的

INFPは高い理想主義を掲げている反面、物事が上手く進まないと自己批判的になりがちです。理想を叶えるための努力を一生懸命行うものの、目標を達成できないと自分を必要以上に責めてしまいます。自分を省みるスキルに優れているので、自分の反省点や改善点にばかり目が向いてしまうことも事実です。

強い探究心を活かし、悪い点だけでなくポジティブな面を探すと、新たな可能性の発見につながるでしょう。

③集中力がない

物事を多角的に捉えられるINFPは、同時に多くのことを考えすぎて集中力が散りやすい面もあります。INFPは想像力の豊かさや多面的な思考力を強みとするものの、張り切りすぎて脳がオーバーヒートすることも少なくありません。

好きな物事に没頭するタイプであるため、自分でも知らず知らずのうちに頭を使いすぎてしまいます。大きなプロジェクトに取り組む場合は、休憩を挟みつつ行うようにしましょう。

④自己孤立を選ぶ場合もある

一見心が広く人に好かれがちなINFPですが、実は内向的で自己孤立を選ぶことがあります。INFPには社交的な側面がありつつも、自分から積極的に輪の中に入っていくことは苦手です。心を開いていい相手かどうかを慎重に見極め、価値観が合わないとわかると距離を置くようになります。

複雑な人間関係に神経を使うくらいなら、誰とも関わりたくないという考えがあるのでしょう。

⑤非現実的、非生産的

INFPは掲げる目標が高いがために、理想と現実のギャップに苦しむことがあります。INFPは仕事や趣味において、理想を高く持つことでモチベーションを保てるタイプです。

しかし、実現不可能な目標を掲げてしまい、達成できないとショックを受けるケースが多々あります。現時点での自分のレベルを見極め、達成可能な目標に取り組むべきでしょう。

INFP(仲介者型)の強みを活かせる職業とは?

INFPの特徴を理解したところで、強みを活かせる職業について知りたいところです。以下のような職業は、INFPに向いていると言えるでしょう。

  • イラストレーター
  • カウンセラー
  • エンジニア

さまざまな角度からの思考力や、寛大な心を持つINFPにとっての適職を次節より解説します。

①クリエイティブな職業

アイデアマンのINFPには、以下のようなクリエイティブな職業が向いています。

  • ライター
  • イラストレーター
  • フォトグラファー

上記の職業はどれも、 文章や物を通して人にメッセージを伝える職業です。人に何かを伝えるためには、独創性や相手の気持ちを読み取る力が求められます。より人の心に訴えかけられるようなアイデアを生み出すには、既存のルールにとらわれない自由な発想力も必要でしょう。上記のようなクリエイティブ系の職業は、INFPの持つ多角的な視点や共感力を十分に活かせる仕事であると考えられます。

②教育やカウンセリングの職業

共感力が高くオープンマインドなINFPには、教育やカウンセリング職でも強みを活かせます。

  • 教師
  • カウンセラー
  • ソーシャルワーカー

上記の職業は人の心に寄り添いながら目的達成を目指す仕事であり、関わり方が相手の人生を左右する場合があります。目的の達成には専門的な理論や知識だけでなく、相手のペースに合わせる姿勢が必要です。共感力が高くオープンマインドなINFPは、一見関わり方が難しい人の対応も難なくこなす傾向にあります。INFPが上記の仕事に携わると、相手から良き理解者と思ってもらえる可能性があるでしょう。

③ひとりで没頭できる職業

集中力の高いINFPには、以下のようなひとりで没頭できる職業にも向いています。

  • 作業員
  • エンジニア
  • 長距離トラック

上記の職業は、高い技術力と長時間の集中力が求められる仕事です。作業スピードと質が試される上、業務におけるミスは事故や全体進行の妨げにつながります。INFPは細かなミスや入力漏れなどにすぐ気づくため、安心して物事を任せられるタイプです。また、日頃から仕事に集中していると作業が熟練するので、プロとして職場から頼られる存在になるでしょう。

弱みから考えるINFP(仲介者型)が避けるべき職業

内向的かつルールが苦手なINFPには、以下のような職業は向いていない可能性があるでしょう。

  1. 営業
  2. コールセンター
  3. 警察官

上記の職業がINFPに向かないと考えられる理由を、次節で解説します。

①不特定多数の人と関わる職業

内向的でNFPにとって、以下のような不特定多数の人との関わりがある職業は向いていません。

  • 営業
  • 接客業
  • コールセンター

上記の職業は、年齢や性別などが異なるさまざまな属性の人と関わる仕事です。INFPは人との関わりは苦でないものの、感受性が高いがゆえに疲れを感じてしまう傾向があります。特に、気難しい客への対応やクレーム処理では、考えすぎて気分が落ち込むケースは少なくありません。職業選びの際は、客層や職場の雰囲気にも着目しながら行うと良いでしょう。

②ルールや制限がある職業

自由な発想を好むINFPにとって、厳格なルールや制限がある職業は息苦しく感じる可能性があります。

  • 警察官
  • 裁判官
  • 弁護士・税理士、司法書士などの士業

上記の職業はルールが厳格に定められており、決まりに反した行為は許されません。柔軟なアイデアを好むINFPにとって、システムが確立された仕事は窮屈に感じるでしょう。ただし、ルール内でのフレキシブルな発想は、課題解決への近道になるケースもあります。誰も考えつかなかった方法を見つけ、物事が飛躍的に進展する可能性もあるでしょう。

仲介者型(INFP)に向いている職業を知って転職活動に生かそう

クリエイティブな発想力と高い感受性を持つINFPには、自身のアイデアを存分に活かせる職業が向いています。一方で、INFPの内向的な面が人付き合いでの疲れにつながらないように気をつけたいところです。

16Personalities性格診断テストでINFPタイプだった人は、本記事を参考にしながら自分の能力を存分に発揮できる職業選択を行いましょう。

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参考:【保存版】自己分析で利用される16Personalities性格診断テストとは?16タイプについて解説

株式会社WARC HRtech CSマネージャー 栗田 謙人

2021年にSYNCAのカスタマーサクセスとしてWARCにジョイン。コーポレート領域に特化し、求職者の転職支援から企業の採用支援の双方に従事し、BizDevとしても機能の企画立案などに携わる。