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エニアグラム・タイプ5:調べる人の特徴とは?強みや弱み、適職を紹介

更新日:2024/02/06

心理学などで使われる性格診断ツールは、自分の性格を把握するだけでなく、人間関係の向上や、適職の判断にも使えます。中でも「エニアグラム」は、ビジネスにおいても活用できることから、最近注目されているツールです。

この記事ではエニアグラムタイプ5「調べる人」の特徴や強み・弱みについて解説します。調べる人のコミュニケーションの傾向や仕事スタイル、向いている職業なども解説していますので、この記事を参考に転職などの際に役立ててください。

目次
  • エニアグラムタイプ5:調べる人の特徴
  • エニアグラムタイプ5:調べる人の強み・弱み
    • 調べる人の強み
    • 調べる人の弱み
  • エニアグラムタイプ5:調べる人のコミュニケーション傾向
    • 積極的に人と関わらない
    • 的確なアドバイスをする
    • 論理的な話ができる人を好む
  • エニアグラムタイプ5:調べる人の仕事スタイル
    • 冷静に観察し分析する
    • 責任感を持ち行動する
    • 理論やデータを重視する
  • エニアグラムタイプ5:調べる人に向いている仕事
    • ITエンジニア
    • プログラマー
    • 研究職
    • メーカーなどの開発
    • コンサルタント
    • 士業全般
    • 品質管理
    • 会計士
    • 医師
    • アナリスト
  • エニアグラムタイプ5:調べる人は、豊富な知識や分析力を活かした仕事が向いている
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エニアグラムタイプ5:調べる人の特徴

エニアグラムタイプ5「調べる人」は、観察力や洞察力に長け、常に賢明であろうとするタイプです。行動を起こす際には思考と情報収集が最も大切と考え、情報を集めじっくり考えてから慎重に行動に移します。

理性的で常に冷静であり、論理的な話を好みます。情報やデータを収集するのが好きなので豊富な知識を持っていますが、他人に知識を分け与えたり、自分の考えを積極的に表現することはありません。

独創的な着想で価値を生み出したり、客観的な判断を得意とするため、研究者やスペシャリストなど専門職や技術職に多いタイプです。

一方で、興味のないことには気が回らず、他人に合わせるのが苦手な面があります。他人に気配りしたり、自分の感情を表現することも苦手で、相手に感情をぶつけることもありません。そのため、他者からは知的で冷静なイメージを持たれることが多いでしょう。

エニアグラムタイプ5:調べる人の強み・弱み

自分の性格上の強み・弱みを知っておくと、状況に合わせて冷静に対応できます。調べる人はどのような強みや弱みを持っているのか紹介します。

調べる人の強み

調べる人の強みは、優れた分析力と客観的な視点を持っていることです。論理的で物事を数学的に考え、誰から見ても的確な回答を導いたり、冷静な判断ができます。情報量が多いだけでなく集中力もあり、知恵がよく働くため、ひとつの物事を深く考えるのが得意です。

物事に対し決めつけることはせず、自分で正確な情報を集めて多角的に分析する独立心も持っています。仮説を立てたり、経験、確率論などの理屈から解説するため、説得力のある発言をします。

物事を理解して整理や管理することも得意であり、そのような業務を任せられると満足感を得て仕事に取り組めるでしょう。他者からは専門的な知識を持っていると認識され、論理的な答えを求めて頼られることも多いタイプです。

調べる人の弱み

調べる人は、他者から感情をぶつけられたり、自分の感情を表現することが苦手なため、「何を考えているかわからない」と周りに思われることがあります。そのため、他人から苦手な人と避けられることもあるでしょう。

問題解決にはデータや知識が必要と考え慎重に取り組むため、予想しない事態が起こったり、準備不足の状態で結論を求められると、防衛的になる傾向があります。情熱が薄く、常に淡々としており、冷静なのは良いけれど、しばしば仲間の士気を下げることもあります。

また、頭で考えたことをなかなか行動に移せないことがあり、口先だけになってしまうことがあるでしょう。自分は価値のない人間かもしれないという不安感を抱えると、自分の価値を上げるためさらに知識を獲得しようとします。

エニアグラムタイプ5:調べる人のコミュニケーション傾向

調べる人はほかのタイプと比較して、コミュニケーションが希薄になりがちです。このタイプが人間関係でどのような関わり方をしやすいのか、コミュニケーションの傾向を解説します。

積極的に人と関わらない

調べる人は、他人に自分のペースを乱されるのを嫌う傾向があり、グループの中に入らず傍観者でいることが多いタイプです。自分の思考に没頭したい気持ちが強く、誰かと話していても、相手ではなく自分に意識が向いています。

人間関係では基本的に無関心でいることが多いのですが、自分の内面を満たしてくれる相手には積極的に関わります。考えや意見をたくさん持っていますが、自分の言葉で伝えるのは苦手です。

調べる人は、人間関係やコミュニケーションを難しく考える傾向があり、自分の思考だけで処理しようとするため、コミュニケーション不足になりがちです。

的確なアドバイスをする

調べる人は自分から積極的に人と関わることはありませんが、人と話すこと自体は嫌いではありません。むしろ、頼られたり質問されたりすると相手に伝わるように的確なアドバイスができる人です。

独りよがりな考えでなく、情報や知識をもとにした論理的なアドバイスをするため、問題解決シーンなどで頼りにされることが多いでしょう。独創性も持っているため、開発や研究の分野でも一目置かれる存在になることが期待できます。

アドバイスを専門とするコンサルタントや各種アドバイザーなどの職業で、強みを発揮できるでしょう。

論理的な話ができる人を好む

調べる人は独自の知識を持っており、自分と同じように論理的な考えを持つ人や、知識を蓄えている人に共感を覚える傾向があります。感情を抑えて合理的に行動するタイプで、自分に何か知識や技術、情報を教えてくれるような人と関わりを持とうとします。

自分と同じような人とは話が弾みますが、脈絡なく感情で話すような人は苦手で、得にならない関係は避けようとするのが問題点といえるでしょう。論理的でない人との関わりは、自分の時間が奪われると感じてしまう人もいます。

エニアグラムタイプ5:調べる人の仕事スタイル

調べる人は好きなことには夢中になるタイプで、知識や専門性が身に付く仕事を好む傾向があります。年収やステイタスよりも仕事そのものに情熱を傾け、没頭できるタイプです。

冷静に観察し分析する

調べる人は物事を冷静に観察し、状況を客観的に捉えて理解してから、蓄えた知識を活かして分析に取り組みます。先入観にとらわれず多角的に捉え、客観的な事実を淡々と積み上げ、問題を解決できる人です。

論理的な思考力と探求力、豊富な知識を持っているため、会社から頼りにされる存在になるでしょう。ただし、じっくり考えてから行動に移すため、スピーディーな判断や対応を求められる営業職などには向いていません。

責任感を持ち行動する

調べる人は自分の役割を理解し、責任をもってその職務を遂行することができます。他者の仕事の範囲も理解しており、その領域を侵すこともありませんので、職場で摩擦やトラブルを起こすことも少ないでしょう。

その一方で、じっくり考えて行動するため、他人のペースに合わせるのは苦手で、チームで働くよりも1人で働くことを好みます。厳密なルールを守ることや、他人と同じやり方を強要される職場ではストレスを溜めてしまうでしょう。仕事を通じての感情の交流には興味のない人が多いため、周囲からはそっけない人と思われたりします。

理論やデータを重視する

調べる人は事実をもとに判断するため、議論の際にも理論やデータを重視する傾向があります。自分の集めたデータをもとに人にアドバイスするといった関わり方を得意としますので、コンサルタントのようなブレーン的な役割に適性があります。

ただし、知識や科学的に根拠があることしか語れない傾向があるため、人の心に関係する仕事や会話がメインの仕事は苦手です。共感を求められる職業よりも、自分の知識や思考を提供できる職業のほうが満足感を得られるでしょう。たとえば、医療関係であれば看護師・介護士よりも医師・薬剤師などに向いています。

エニアグラムタイプ5:調べる人に向いている仕事

調べる人は、冷静で客観的な分析をすることが得意ですので、数字やデータに関わる職業に適性があります。また、チームの一員ではなく、個人の裁量でコントロールできる仕事のほうが向いています。

ITエンジニア

調べる人は、問題解決能力が高く、たくさんの情報を的確に処理できるため、ITエンジニアに向いています。複雑な事柄を理解するのが得意で知識欲もあるため、技術職全般に適性があるといえるでしょう。

刻々と進化していくIT業界で働くためには、常に学び続ける姿勢が大事になりますが、好奇心を持つ調べる人なら自ら次々と学び知識や情報を得ようとします。ロジカルで効率的な思考を活かして、活躍することができるでしょう。

プログラマー

調べる人は自己完結型で頭脳労働が得意なので、1人で黙々と作業するプログラマーなどにも向いています。専門的な知識や技術の習得に長けている点でも適性があります。調べる人の強みである、論理的思考や向上心を活かして活躍できるでしょう。

調べる人は一点集中型なので、幅広い業務は苦手で、スペシャリスト向きな性格です。プログラマーはフリーランスに転職しやすいため、その点でもオススメできます。

研究職

調べる人は、複雑な問題を熟考し、分析・洞察する力があるため研究者にも向いています。探求心が旺盛で粘り強く一つのことに取り組める、調べる人の強みを活かせるでしょう。大学の研究室や民間企業の研究所、公的機関などがオススメです。

一つひとつ地道な研究を重ねる仕事を苦にしないため、基礎から応用研究まで分野を問わず追求していくことができます。結果を出したり、実現化することで、学術的・社会的な貢献につながることにやりがいを感じられるでしょう。

メーカーなどの開発

調べる人は独創的な発想やユニークな表現ができるので、開発の仕事にも向いています。
データから顧客のニーズを見極める観察力や判断力も持っています。柔軟な発想を持って、失敗を推進力に変えていけるでしょう。

自分のやり方やペースを大切にするため、細かくやり方を指示されるより、裁量権のある仕事が向いています。自分の時間や空間が尊重されるような職場であれば、力を発揮しやすくなるでしょう。

コンサルタント

調べる人は、クライアント企業の経営課題を明らかにし、課題を解決するコンサルタントも向いています。情報収集し分析、経営戦略や業務改善を支援するコンサルタントの業務は、客観的な視点や論理的思考が重要になります。調べる人の強みを発揮し、活躍が期待できるでしょう。

綿密なリサーチや情報分析した結果から、相手が必要としている適切なアドバイスを行えるのが強みです。チームを組んだプロジェクトなどよりも、一人でやれるフリーのコンサルタントのほうが向いているでしょう。

士業全般

調べる人は、何ごともよく調べ、突き詰めて考えられるので、士業全般にも向いています。司法書士や社会保険労務士、土地家屋調査士、弁理士などがオススメです。専門的な情報を扱う業務であり、将来独立も目指せます。自分の采配で仕事ができるとモチベーションも維持できます。

大勢の前で話すのが苦手な人が多いので、弁護士はこのタイプには向いていないかもしれません。

品質管理

調べる人は、些細な変化を見逃さず気を配れるため、品質管理部門も向いています。品質管理は、製品の品質に問題がないようにするための取り組みや活動をしたり、問題が起きたときは対処を行います。調べる人であれば問題に対し集中力を発揮して、解決に導けるでしょう。

今いる会社を辞めることなく適性に合った仕事がしたい場合には、品質管理などの管理部門への異動がオススメです。

会計士

調べる人は知的欲求や好奇心が旺盛な人が多い傾向があり、会計や経営の分野に興味がある人には会計士も向いています。経営や経済をはじめ、法的な知識も必要とされるため、あらゆる知識を蓄えたい欲求を持つ、調べる人にはピッタリの職業です。

会計士になるにはかなりの勉強量が必要ですが、知識を吸収することが得意で、とことん突き詰めて考えられるこのタイプであれば、問題なく到達できるでしょう。

医師

調べる人は専門的な知識を身につけ、自立して働ける仕事に魅力を感じる傾向があるため医師も向いています。人に気を使ったり気持ちを推し量るのは苦手ですが、医者と患者という立場が明確な場合にはコミュニケーションに支障をきたさず、うまく対応していけます。

豊富な知識と経験をもとに、集中力を発揮して、患者の状況に合わせた的確な判断ができるでしょう。自立心が強く独自性を発揮して、開業医としても成功できるタイプです。

アナリスト

調べる人は知識欲があり複雑なことを理解するのが得意であるためアナリストが向いています。アナリストは企業の財務や業績の分析、将来性や業界の動向などを調査し、投資に必要な情報を収集します。理論やデータを重視するこのタイプにはピッタリの職業です。

正確な情報を集め、多角的に分析し、論理的思考によって仕事を進めていけます。物事を俯瞰して、状況を分析したり将来を予想することが得意なため、アナリストとして活躍が期待できます。

エニアグラムタイプ5:調べる人は、豊富な知識や分析力を活かした仕事が向いている

調べる人は、豊かな知識を持ち、分析力・判断力に優れています。責任感があり、理論やデータを重視する傾向があり、先入観にとらわれず問題を解決する能力も持っています。自分の感情を表したり、相手に合わせることは苦手なため、積極的に人と関わることはありませんが、的確なアドバイスができるでしょう。

強みを活かしたスペシャリストや、数字・データを扱う仕事に適性があり、豊富な知識や行動力を活かしてフリーランスとして活躍すると成功が期待できます。調べる人の適性に合った職業を知り、転職や適正な人事配置に役立ててください。