ノウハウ

簿記2級が活かせる仕事とは|資格取得のメリットや未経験から経理への転職について解説!

栗田 謙人
更新日:2023/09/26

簿記2級は経営を管理していくスキルを証明する上で、重要な資格です。簿記2級を取得すると、具体的にどのような仕事に活かせるのでしょうか。

この記事では、簿記2級についての概要と、仕事でどう役に立つのかを解説していきます。簿記2級を持っていることでどのようなメリットがあるかイメージできる内容になっていますので、簿記2級を活かして転職したい方、または簿記2級の取得を検討している方はぜひ参考にしてください。

目次
  • 簿記2級とは
    • 日商簿記のレベル区分
  • 簿記2級が活かせる仕事
    • 簿記2級取得者の平均年収
  • 簿記2級を取得するメリット
    • 転職や就職に有利
    • キャリアアップや昇格しやすい
    • さまざまなビジネスシーンで役立つ知識が身に付く
    • 年収が上がりやすい
  • 未経験でも簿記2級があれば経理職に転職できる?
  • 転職先を探すならSYNCAがおすすめ
  • まとめ
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簿記2級とは

簿記2級とは、通常、日商簿記の2級を指します。

日本における簿記検定は主に以下の3種類あり、それぞれ主催団体が異なります。

簿記検定の種類

  • 日商簿記検定
  • 全商簿記(簿記実務検定)
  • 全経簿記(簿記能力検定)

中でも日本商工会議所が主催する日商簿記は、最も受験者数が多く知名度の高い検定です。

日商簿記を取得することで、高度な商業簿記と工業簿記の技術と、経営に必要な数字を扱う能力があることを証明できます。資格取得のための検定試験は年に3回あります。受験資格はなく、経歴や年齢に関わらず、誰でも受験することができます。簿記検定を今まで取得していなくても、いきなり2級から受験することも可能です。

日商簿記のレベル区分

日商簿記は2級以外にも、級によってレベルの区分があります。級の種類を以下に難易度が高い順に紹介します。

日商簿記の級(難易度が高い順)

  • 1級
  • 2級
  • 3級
  • 初級
  • 原価計算書初級

2級以上の資格を持っていると、実務レベルの経営管理スキルを証明できます。

企業が求めるのは実務レベルのスキルです。「簿記2級」を経理・経営に関わる部署の求人の条件としている企業も多く、2級を取得すれば就職や転職に有利となるでしょう。

簿記1級は2級よりさらに難易度の高い資格です。1級を取得すると、就職に有利となるだけでなく税理士試験の受験資格が得られます。

各レベルの試験科目の範囲、対象者、平均的な合格率を表にまとめました。合格率は例年から割り出した平均的な割合を記載していますが、年により変動します。

簿記のレベル 科目 対象者 合格率
1級 商業簿記、会計学、工業簿記 大企業経営者、会計指導者、税理士 約10%
2級 商業簿記、工業簿記 中小企業経営社の経理・会計主任 15〜30%
3級 商業簿記 中小企業経理部、一般記帳者、営業・管理部門 40〜50%
初級 商業簿記(基本原理) 商業簿記入門者 約60%
原価計算書初級 原価計算、損益計算 工業簿記入門者 約90%

簿記2級が活かせる仕事

簿記2級は基礎知識に加え、実務もこなせるレベルであると示す資格です。

つまり、企業にとって簿記2級の取得者は「即戦力」です。そのため一般企業の経理・経営部署や、簿記の知識が必要となる事業を行う企業では、簿記2級を持っている人を積極的に採用しています。

例えば、以下のような仕事では、簿記2級が採用に有利となるでしょう。

【簿記2級が活かせる仕事】

  • 中小企業の経理部
  • 会計事務所
  • 保険会社
  • 証券会社
  • 銀行
  • 資格スクールの講師
  • 経営コンサルタント

簿記2級の知識は仕事に幅広く使えるものなので、そのほか営業、小売業、サービス業などでもスキルを活かすことができます。

簿記2級取得者の平均年収

簿記2級を取得することは採用時に有利になるだけではなく、年収にも影響するのでしょうか。

簿記2級取得者の年収は、年代別に以下のようになっています。

| 20代 | 30代 | 40代 |
|:-----------:|:-----------:|:-----------:|
| 〜500万円 |350~600万円|600万円〜|

実務年数を重ねると、順調に年収が上がっていくようです。

厚生労働省が発表した『賃金構造基本統計調査』の数値に基づき算出した、2021年の日本人の平均年収は433万円です。簿記2級を取得することで、平均以上の年収を得られるようになる可能性が高いです。  
  
年収は務めている会社や業種のほか、正社員か契約社員かの雇用形態でも変わってきます。簿記2級取得者は、正社員として採用される割合が比較的多いため、年収が高い傾向があると言えます。  

簿記2級を取得するメリット

簿記2級は仕事をしていく上で、役立つ資格です。具体的には以下のようなメリットがあります。

簿記2級を取得するメリット

  • 転職や就職に有利
  • キャリアアップや昇格しやすい
  • さまざまなビジネスシーンで役立つ知識が身に付く
  • 年収が上がりやすい

それぞれ詳しく解説していきます。

転職や就職に有利

まず、転職・就職の際に有利となることが大きなメリットです。

簿記2級は実務レベルのスキルを証明する資格です。企業は実務の能力がある人材を採用したいと考えていますが、実際に働く前からその人がどれほどの成果を上げるのか判断するのは、難しいことです。簿記2級という資格は企業にとって、人材を選ぶための貴重な判断材料なのです。

簿記2級は誰でも簡単に取得できる資格ではありません。そのため、転職市場の価値は高いです。特に未経験の業界に就職したい場合には、能力を証明する資格を持っていることが有利に働きます。

キャリアアップや昇格しやすい

資格によって、キャリアアップや昇格につながります。

経理部や財務部で出世を目指す場合、毎日行う事務作業はもちろん、経営戦略の策定や決算書の作成・分析などより専門的なスキルが必要となります。簿記2級以上の資格を取得することで、出世に必要な能力を身につけることができます。企業によっては、昇格に資格取得が条件となっていることもあります。

また、経理部署の社員ではなく、公認会計士や税理士としてキャリアを築く場合にも、簿記2級の知識は不可欠です。

さまざまなビジネスシーンで役立つ知識が身に付く

経理の仕事だけではなく、簿記2級の知識はさまざまなビジネスシーンで役に立ちます。

例えば、事業主として事業を営む際に、経営についての知識や実務能力が活かされます。簿記の知識によって、売上ばかりに気を取られず、コストと差し引きした利益や税金なども考慮して経営していくことができるでしょう。工業簿記も簿記2級の範囲なので、販売計画や製造スピードの考案といった、メーカーの製造部門の仕事でも役に立ちます。

また、簿記2級の知識で決算書を読めるようになるため、投資を行う際にも有利となります。

年収が上がりやすい

給料面でのメリットもあります。

この記事内でも紹介した通り、簿記2級を取得している人の平均年収は全国の平均年収より高い傾向があります。簿記2級の知識によって仕事の幅が広がることで、昇給や昇進につながるからです。また、資格を取得していると、正社員で採用される確率も上がります。

企業によっては、毎月の給与にプラスして資格手当がつくこともあります。5000円〜1万円ほどであることが大半で、その分年収も上がります。

未経験でも簿記2級があれば経理職に転職できる?

経理職の求人では、簿記2級を取得していれば未経験者でも歓迎している企業は多くあります。

企業により、募集条件はさまざまです。もちろん経験者に限定される、または優遇されると記載がある募集もありますので、経理職で就職先を探す際には求人内容をしっかり確認するようにしましょう。

未経験で経理職に就いた場合、いきなり重要な仕事内容を任されることはないと考えて良いです。基本的に最初はアシスタントとして簡単なデータ入力など補助の業務を行うことから開始し、少しずつ実務経験を重ねていきます。

未経験で経理職を探す際にも、簿記2級を持っていると有利となります。経験がなくとも、必要な知識を身につけていることが証明できるからです。パソコンを使った業務が多いため、簿記の資格に加えパソコンスキルも身につけておくと、より役立つでしょう。

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未経験からの転職を志す方も、経歴を活かしたキャリアアップをしたい方も、ぜひSYNCAをご利用ください。

まとめ

簿記2級は、実務で活用できる経営の知識とスキルを持っていることを証明できる資格です。企業からの需要も高いため、取得すると就職に有利となります。

特に、実務経験がない状態で経理職に就職したいなら、簿記2級を取得しておくと採用されやすくなるでしょう。簿記2級は、ほかにも収入面や活用できる場の幅広さなどさまざまなメリットがあります。

簿記2級を活かして経理や財務に関連する部署に就職したい場合には、管理職への転職に特化したSYNCAを利用するのがおすすめです。

株式会社WARC HRtech CSマネージャー 栗田 謙人

2021年にSYNCAのカスタマーサクセスとしてWARCにジョイン。コーポレート領域に特化し、求職者の転職支援から企業の採用支援の双方に従事し、BizDevとしても機能の企画立案などに携わる。