ノウハウ

リファラル採用とは|仕組みやメリット・デメリットについて解説

栗田 謙人
更新日:2023/11/21

「リファラル採用」という言葉を聞いたことはあるでしょうか?企業の側からするとメリットが多いため、近年広がりつつある採用方法です。しかし働く側から見ると受け身で待ちの方法なので、詳しいことがわからないかもしれません。

この記事では、「リファラル採用」の説明や、働く側から見たメリット・デメリット、採用されるためのポイントについてまとめます。リファラル採用に興味のある方はぜひ読んでみてください。

目次
  • リファラル採用とは
    • 縁故採用との違い
    • リファラル採用が注目される背景
  • リファラル採用で働くメリット
    • 仕事内容や社風をしっかり理解できる
    • 聞きにくいことなども知り合いを通して知ることができる
    • 会社に馴染みやすい
  • リファラル採用のデメリット
    • 自分から応募できるわけではない
    • スキルがないと選ばれにくい
    • 知人との社内での関係性が難しい場合がある
  • リファラル採用で落ちないためのポイント
    • 志望動機を明確にする
    • 会社の実態をしっかり把握しておく
    • 事業について議論できるようにしておく
  • まとめ
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リファラル採用とは

リファラル採用とは、社員が知人や友人を会社に紹介して採用につなげる手法や活動を指します。「リファラル」は英単語の「referral」から来ています。「referral」は「紹介」「委託」「参照」という意味で、専門家などが推薦してそこに向かわせる、というイメージがあります。

アメリカでは採用者数の約30%がリファラル採用によるというデータもあり、近年日本でもベンチャー企業を中心に取り入れられつつある採用制度です。

選抜された社員がチームとなってリクルート活動を行ったり、全社員に告知して思い当たる知人を推薦してもらったりなど、会社によって具体的な方法は異なります。いずれの場合も、会社が求める人物像をリクルーターに共有し、条件に合うと思う知人を紹介してもらうという仕組みは同じです。採用された場合に紹介者にインセンティブが与えられることも多くあります。

縁故採用との違い

「縁故採用」もリファラル採用と同じく人のつながりによる採用ですが、両者は「どんな人が紹介するか」「適性を見るかどうか」「採用前提かどうか」という点が異なります。

縁故採用では、候補者を紹介するのは社長や役員・取引先の重要人物などです。立場を考えると採用側で断ることは事実上ほぼできず、本人の適性などは関係なしに採用されることがほとんどです。基本的に採用前提となります。

これに対してリファラル採用では、候補者を紹介するのは一般社員です。また本人のスキルや適性を見てから採用・不採用を判断します。適性がない、合わないと判断されれば、不採用の場合もあります。 

リファラル採用が注目される背景

近年リファラル採用が注目されているのは、人材確保に有効な手段だと考えられているからです。

現在労働力人口が減少しており、少なくともしばらくは改善されることがないのもすでにわかっています。人材の獲得が困難になっているため、採用者を増やしたい、さらに採用した社員の離職を防ぎたいという企業の考えがあります。

リファラル採用は企業から見た場合、一般のルートで採用するよりもマッチング度が高く離職率も低い傾向があります。そういったリファラル採用の特徴により、人材確保の問題を解決できると考えられています。

さらに求人広告を出したり人材紹介サービスを介したりする一般的な採用方法と比べて、採用コストを抑えることができるのも注目される理由となっています。

リファラル採用で働くメリット

リファラル採用は企業側にメリットがありますが、採用され働く側にも様々なメリットがあります。次に、リファラル採用で働くメリットについてまとめます。具体的には次の点が挙げられます。

【リファラル採用で働くメリット】

  • 仕事内容や社風をしっかり理解できる
  • 聞きにくいことなども知り合いを通して知ることができる
  • 会社に馴染みやすい

どれも友人・知人の紹介によるという特徴から得られるメリットです。1つずつ見ていきましょう。

仕事内容や社風をしっかり理解できる

まず、仕事内容や社風をしっかり理解できることがあります。選考の過程では、一般の応募のとき以上に気軽に会社を訪問したり、担当者とざっくばらんに話したりすることができます。そのため、いわば「素」の会社の雰囲気を感じやすいでしょう。しかもリファラル採用は、採用まで比較的じっくり時間を取ることが一般的です。その過程で会社を理解する機会も多くあると言えます。

またリファラル採用はそもそも社員が知人を紹介するという採用方法です。紹介者となる知人は、実際にその会社で働いていて社内のことを理解しています。そのため入社前に会社のことを知人に話を聞くことができ、しっかり理解してから入社するかどうか判断することができます。

聞きにくいことなども知り合いを通して知ることができる

仕事内容や社風についてとも重なりますが、ふつうなら少し聞きにくいようなことも知り合いを通して知ることができます。たとえば残業時間や上司との関係性などは、場合によっては聞きにくいものです。しかしそういった内容でも、親しい知人なら率直に尋ねることができます。

聞かれた側も、友人に事実とは違うことは言いにくいでしょう。ただ、そもそも紹介する側は、友人に勧めてもよいと思える会社だと考えているからこそ紹介します。そのため聞かれて困るようなことがあまりないケースも多いでしょう。

会社に馴染みやすい

リファラル採用で入社する場合、会社に馴染みやすいのも働く側にとってメリットです。会社のことも候補者のことも知っている知人が両者をつなぎます。紹介者は、会社の仕事内容・社風などを知っています。また会社が求める人物像を理解した上で、その人物像に合うと思う人を推薦します。そのためマッチ度が高くなります。

そのほか、同じ会社に友人がいるというだけで安心できます。さらに友人とは共通点も多いのがふつうなので、友人が会社に馴染んでいるのと同じように自分も馴染める可能性が高いでしょう。

リファラル採用のデメリット

リファラル採用はメリットの多い手法ですが、デメリットもあります。次にデメリットについて解説します。次のような点が挙げられます。

【リファラル採用のデメリット】

  • 自分から応募できるわけではない
  • スキルがないと選ばれにくい
  • 知人との社内での関係性が難しい場合がある

きっかけは「紹介してもらう」ことなので、どうしても受け身の姿勢にならざるを得ません。また友人を通じての採用ならではの難しさもあります。具体的に見ていきましょう。

自分から応募できるわけではない

リファラル採用は、希望して応募できるものではありません。手法の特性上、企業が公に求人広告を出すわけではありません。

そもそも自分が「会社を選ぶ」というよりも、まず友人・知人に「候補として選ばれる」ことがきっかけとなります。採用する側からすれば「いい人を探す」という能動的な採用方法です。しかし採用される側からすれば、自発的な方法ではなく受け身の方法です。具体的に自分ができることはほとんどないと言ってよいでしょう。

転職を考えていると日頃から友人や知人に話していれば、もしかしたら話が巡ってくる可能性があるかもしれません。ただし確実ではありません。

スキルがないと選ばれにくい

スキルや専門知識などがないと選ばれにくいのもデメリットの1つです。リファラル採用は紹介制なので、先に述べたように採用される側からすると選んでもらうことが必要になります。選ばれるためには、得意なことやアピールになるようなスキルを持っている必要があります。

リファラル採用で会社が社員に示す希望の人物像は、「〇〇ができる人」などスキルが条件となっていることがほとんどです。いくら人柄が良かったとしても、紹介する側の人にとってスキルを説明しにくい人材は紹介しにくいでしょう。もしも紹介してくれたとしても、会社が選ぶ可能性は低いと考えられます。

知人との社内での関係性が難しい場合がある

場合によっては、知人との社内での関係性が難しくなることもあります。たとえば社内では知人の方が先輩ということになります。また入社してみたところ会社のイメージが入社前と違ったとしても、友人の手前なかなか会社を辞められない場合もあるでしょう。そのほか知人が社内にいるということが、人によってはプレッシャーになるかもしれません。

そういった問題を回避するためには、入社を決める前にしっかり検討しておきましょう。ミスマッチが起こらないように、仕事内容や社内の人間関係などじゅうぶん確認をした上でよく考えることが必要です。

リファラル採用で落ちないためのポイント

リファラル採用で声をかけられたからと言っても、無条件で必ず採用されるわけではありません。もしリファラル採用で声をかけられた場合、実際に採用されるために気を付けるポイントについてまとめます。

【リファラル採用で落ちないためのポイント】

  • 志望動機を明確にする
  • 会社の実態をしっかり把握しておく
  • 事業について議論できるようにしておく

一般の求人に応募する場合と同じ注意点もありますが、リファラル採用だと対策が手薄になってしまう場合があります。それぞれについて見ていきましょう。

志望動機を明確にする

まず、意識的に志望動機を明確にしましょう。通常の応募なら志望動機は考え抜いてよく練るのがふつうです。しかしリファラル採用の場合はそうならないことがよくあります。

自分は転職そのものを意識していなかったり、転職先としてその会社を意識していなかったりした場合でも、リファラル採用では突然選考の候補となります。そのため志望動機をしっかり考えることがおろそかになりがちです。

リファラル採用でも、選考は通常の採用方法と同じように進められます。とくに意識して通常のように志望動機を考えましょう。

会社の実態をしっかり把握しておく

リファラル採用では知人がマッチしていると紹介してくれますが、だからと言って自分が会社に100%マッチングしているとは限りません。どんなポジションのどんな人材を会社側が求めているのか把握しましょう。それに沿って自己PRできるようにしておくことが重要です。

また会社の側が自分に合っているかも確認しましょう。候補者として選ばれたり推薦してもらったりすると、どうしても嬉しくなるものです。会社に対してひいき目に見てしまう可能性があります。しかし長い目で見てお互いのためにも、その会社で働きたいと思えるか客観的に判断しなくてはなりません。社風や人間関係・仕事内容・労働条件などをしっかり把握しましょう。

事業について議論できるようにしておく

また、その会社の事業について議論できるように準備しておきましょう。

リファラル採用の場合、面接というよりも面談のような形で選考が行われるケースがあります。そのとき質問に答えるのではなく、事業についてディスカッションする場合があります。対策・準備としてその会社の事業や業界について情報を集めておき、質問される可能性があるようなことは自分なりの意見をまとめておきましょう。

一般の求人であれば、応募先の企業や業界の研究はある程度しておくものです。リファラル採用でも同じように情報収集しておき、さらにはリファラル採用ならではのディスカッションにも備えましょう。

まとめ

かリファラル採用は働く側にとってもメリットが多い採用制度です。そのためリファラル採用で入社したいと思うかもしれませんが、自分の方から応募できるものではありません。自分から積極的にリファラル採用に向けた活動はできないのは先に述べた通りです。

転職を考えているのであれば、まずは通常通りの転職活動を行いましょう。そしてリファラル採用の話が巡ってきたら、そのとき検討すればよいのだと考えましょう。

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株式会社WARC HRtech CSマネージャー 栗田 謙人

2021年にSYNCAのカスタマーサクセスとしてWARCにジョイン。コーポレート領域に特化し、求職者の転職支援から企業の採用支援の双方に従事し、BizDevとしても機能の企画立案などに携わる。