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「仰々しい(ぎょうぎょうしい)」の正しい意味は?使い方と類義語も解説

更新日:2024/02/06

「仰々しい(ぎょうぎょうしい)」は大げさな様子を表現する言葉です。日常会話のなかで頻繁に耳にする言葉ではないため、言葉は知っていても正しい意味を理解できているか不安に感じる人もいるでしょう。

本記事では「仰々しい」の正しい意味や語源、使い方を例文を交えて解説します。類義語・対義語や英語表現も紹介するため、意味をよく理解し適切に使えるようにしておきましょう。

目次
  • 「仰々しい(ぎょうぎょうしい)」の正しい意味
  • 「仰々しい」の語源
  • 「仰々しい」の使い方
    • 「仰々しい」の使う時の注意点
  • 「仰々しい」の例文
  • 「仰々しいの」の類義語
    • 大層・大げさ
    • 誇大・誇張
    • 物々しい
    • 針小棒大(しんしょうぼうだい)
    • オーバー
  • 「仰々しい」の対義語
    • 慎ましい
    • 抑制的
    • 控えめ
  • 「仰々しい」の英語表現
  • 「仰々しい」を正しく使おう
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「仰々しい(ぎょうぎょうしい)」の正しい意味

「仰々しい(ぎょうぎょうしい)」は、物事を大げさに表現している様子を指摘する際に使用される形容詞です。些細なことをさも立派なことであるかのように話している場合などに使用されます。

物事を誇張して表現している様子をたしなめるニュアンスが強く、ネガティブな意味を伴う言葉として使用されるのが一般的です。また、丁寧過ぎて堅苦しい様子を表現する言葉でもあり、文脈によっては肩肘張っている様子に対して使用されることもあるでしょう。

ただし、大げさに表現しているかどうかの判断は主観に左右されます。自分は「仰々しい」と感じていても周囲の人が同じようには感じていない可能性がある点に注意しましょう。

「仰々しい」の語源

「仰々しい」の語源には「仰」の字が関係しています。「仰」は本来「大げさ」という意味を持つ字ではなく「仰ぐ・仰ぎ見る」という意味の字です。

「ぎょうぎょうしい」はもともと「業業しい」「凝凝しい」などの複数の表現がありました。つまり、大げさな様子を示す「ぎょうぎょうしい」という言葉が先にあり、言葉の音に対してさまざまな漢字が当てられていたのです。安土桃山時代から江戸時代以降に「仰」の字が使用され、さまざまな当て字のなかから後世で「仰」の字が定着したと考えられます。

現在では「仰」は「大げさ」という意味で用いられるようになり、「仰」を用いる「大仰(おおぎょう)」や「仰山(ぎょうさん)」などの大げさな様子を示す言葉です。

「仰々しい」の使い方

「仰々しい」は物事を誇張していたり話を盛っていたりする様子を指摘する際に使う言葉です。たとえば、業績を誇張して話している相手に対して大げさに話す様子をたしなめる表現として「仰々しい」を用います。些細なことを大げさな表現で話す相手にも使用できるでしょう。

また、堅苦しい様子に対して「仰々しい」を用いることもあります。たとえば、取引先との挨拶で必要以上に堅苦しく場にそぐわない挨拶のことを「仰々しい挨拶」と表現することもあるでしょう。

話している内容や行動などが分不相応に誇張されている様子を指摘する言葉であり、非常識な様子を表現する言葉として使用されることもあります。

「仰々しい」の使う時の注意点

「仰々しい」は大げさな様子をたしなめるニュアンスが強く、どちらかといえばネガティブな意味合いの言葉です。そのため、褒め言葉として使用しないように注意しましょう。

たとえば、「仰々しい」を「華やか」や「にぎやか」などのポジティブな意味と混同しているケースがあります。いつも明るく元気な相手に対し、褒め言葉として「仰々しい態度」や「仰々しい人柄」と表現するのはNGです。

「仰々しい」はオーバーな表現で周りから浮いている様子に対して使用されるケースが多くあります。褒め言葉のつもりでも「仰々しい態度」や「仰々しい人柄」と表現すると意図せず相手を不快にさせてしまいかねません。言葉の持つニュアンスを正しく理解して使用しましょう。

「仰々しい」の例文

「仰々しい」を用いる場合の例文は以下の通りです。

  • 彼はいつも仰々しい言い方をする。
  • そんな些細なことで騒ぎ立てるなんて仰々しい。
  • 仰々しい表現は相手にマイナスな印象を与えるため、ビジネスではシンプルな表現を心がけましょう。
  • 仰々しい挨拶は抜きにして乾杯しましょう。
  • 近くで大きな事故があり社内は仰々しい雰囲気だ。
  • 仰々しい態度はやめてほしい。

「仰々しい」は形容詞のため、何が「仰々しい」のかを示して使用します。また、基本的にはネガティブな意味が強い言葉ですが、相手の堅苦しい態度や場の雰囲気を和ませ打ち解ける目的で使用されるケースもあるでしょう。なお、先述した通り「仰々しい」は主観的な言葉のため、相手がどう捉えるか注意が必要です。

「仰々しいの」の類義語

「仰々しい」と同じ意味を持つ類義語は複数あります。類義語であっても言葉によってニュアンスが異なるため、正しく使い分けることが大切です。続いて「仰々しい」の類義語とそれぞれの意味を例文を交えて解説します。

大層・大げさ

「大層・大げさ」は実際よりも物事の内容や程度を大きく表現する様子を示す言葉です。「大げさ」は日常的にもよく使用され、たとえば「彼はなんでも大げさに表現する」といった形で使用します。「仰々しい」と同じくネガティブな意味合いが強いため、褒め言葉には向かないでしょう。

「大層」も意味は同じですが「大げさ」よりも改まった表現です。たとえば「彼はいつも大層なことを言う」と使用します。他人の大げさな様子を冷やかすニュアンスが含まれており、使い方によっては皮肉な表現だと思われる可能性があるでしょう。

なお、「大層」はほかにも「非常に」という意味もある言葉です。とても喜んでいる様子を「大層喜んだ」と表現することもできます。

誇大・誇張

「誇大・誇張」は実際よりも大げさに表現したり考えたりすることを指す言葉です。「仰々しい」は主観的な言葉ですが、「誇大・誇張」は客観的な言葉として使用されます。

日常生活でよく使用される場面のひとつが「誇大広告」です。実際よりも商品やサービスを良く見せるために誇張した表現を使用した広告に対して使用されます。また、事実よりも大げさに表現する「誇張表現」も一般的な「誇張」の使用例です。

このように「誇大・誇張」は物事を客観的な視点から表現する際に使用されます。言葉の意味は同じでも、「仰々しい」とは使用される場面が若干異なる点に注意しましょう。

物々しい

「物々しい」は大げさな様子を示すほか、「重々しく厳しい。いかめしい」といった意味を持つ言葉です。堂々として威厳がある様を示す言葉としても用いられます。厳重な警備や立派な建物などを示す言葉として使用されることもよくある言葉です。

たとえば、事件現場を表す際、ニュースで「物々しい雰囲気」と表現するケースを聞いたことがあるでしょう。この場合は現場の重々しい空気を伝える表現として「物々しい」が使用されます。

「物々しい」は堂々とした様を示す意味合いで使用されるケースもあるため、文脈や話し方で意味を判断することが大切です。

針小棒大(しんしょうぼうだい)

「針小棒大(しんしょうぼうだい)」は小さな物事を大げさに誇張して騒ぎ立てる様子を意味する四字熟語です。「針ほどのことを棒ほどに言う」ということわざが語源であり、針のように小さなことを大げさに大きく言う様子を批判する意味合いが含まれています。

批判や揶揄するニュアンスが強い言葉のため、使い方に注意が必要です。たとえば「彼は何でも針小棒大に話す癖がある」という表現は「彼は大げさに話す癖がある」という意味を表しています。使い方を誤ると相手が不快に感じる可能性があるため、意味をよく理解したうえで使いましょう。

オーバー

「オーバー」は英語で「over」と表現し、大げさな様子や限度を超えている様子を示す言葉です。大げさすぎるリアクションのことを「オーバーリアクション」と表現したり、ある一定の基準を超えることを「オーバーする」と表現したりします。

オーバーはネガティブ・ポジティブのどちらの意味でも使用される傾向があるため、前後の文脈や話し方から意味を判断する必要があるでしょう。

また、「オーバー」は物の上を越したり覆ったりする意味でも使用される言葉です。複数の意味を持つ言葉のため、間違った使い方をしないよう意味をよく理解しておきましょう。

「仰々しい」の対義語

「仰々しい」と正反対な意味を持つ言葉はありませんが、対になる意味を持つ言葉はあります。対義語に当てはまるのは、主に控えめな様子を示す言葉です。具体的にどのような対義語があるのか、例文を交えながら見てみましょう。

慎ましい

「慎ましい」は控えめで思慮深く、しとやかな態度を示す言葉です。「慎ましい振る舞い」と表現すると控えめでしとやかな様子を表現できます。遠慮がちに振る舞っている様子を表現する際にも使用できるでしょう。

また、贅沢ではない様子や質素なさまを表現する際にも用いられる言葉です。「慎ましい暮らし」であれば贅沢をせず控えめで、質素な生活をしている様子が当てはまります。

もともとは人に対して気後れしたり、気恥ずかしいと感じている態度を示す際に使用されていた言葉です。現在では思慮深く控えめな態度に対してポジティブな意味で使用されています。

抑制的

「抑制的」は、意識的な努力によって衝動や感情などを押さえつけることを意味する言葉です。たとえば、相手に対して腹が立っていても、怒鳴ることなく落ち着いたトーンで話している様子を「抑制的な態度」と表現します。

怒りや不快感などのネガティブな感情だけではなく、喜びを抑えている態度も同じ表現で表すことが可能です。抱いている感情にかかわらず、意識的に感情を押さえて落ち着いている態度や振る舞いに対して使用できます。いつも落ち着いていて感情的にならない人の性格を、「抑制的な性格」と表現するケースもあるでしょう。

控えめ

「控えめ」は遠慮がちで目立たないような振る舞いやその様子を示す言葉です。大げさな様子を示す「仰々しい」とは反対の様子に当てはまります。

たとえば「彼女はいつも控えめな物言いを心がけている」という表現では、遠慮がちな態度で接している様子がイメージできるでしょう。遠慮がちで出しゃばらない様子を表す際によく使用されます。

また、「控えめ」は積極的に主張や行動をしないことを意味し、「したいことがあってもしない」という意味でも用いられる言葉です。人の行動や様子以外にも「控えめに見積もる」というように量や程度を少なめにする意味もあります。

「仰々しい」の英語表現

「仰々しい」は英語では「exaggerated」と表現されます。「exaggerated」は「誇張された」という意味を持つ単語です。大げさに話したり言動がやりすぎたりしている様子を表現する際に使用されます。

また、人目を引こうとしている言動に対しては「これ見よがし」や「見栄を張る」といった意味の「ostentatious」が使用されるケースもあるでしょう。「exaggerated」と「ostentatious」ではニュアンスが異なるため、正しく使い分けることが大切です。

「仰々しい」を正しく使おう

「仰々しい」は大げさな様子を指摘する際に使用される言葉です。どちらかといえばネガティブな意味合いが強いため、間違ってポジティブな意味で使わないように注意が必要です。

ビジネスシーンでは、上司や取引先との打ち合わせなど、言葉遣いが重要になる場面もあります。使う言葉を間違えると相手に不快感を与えてしまいかねません。「仰々しい」は日常会話では使う機会は少ない言葉ですが、正しい意味を理解して適切に使うよう心がけましょう。